車のサブスクサービス、KINTO。
存在は知っており、しかし「いやいやお高いんでしょー?」と思ってました。実はKINTOって隠れたメリットが結構あって、今回検討するに至りました(新車だし、保険料まるっと込みだし、信頼出来る人になら貸せる。まさに”自家用車のレンタル”、このバランス感が素晴らしい)。今回ここを書こうとおもっています。
KINTOって、実際に高いのかどうか分からない、という疑問を持っていません?
というか私、今回新たに車を買おうとしてビビりました。
まず車を買うってことに対する異常なハードルの高さです。・・・車って納車を待つものなの?ずっと持ってるかわからないものだし、身軽にしておきたいのに、(会計上)資産計上するのね?ずっと乗るものなのに試乗しにくいし、ディーラーの営業マンもちょっと違うなぁ、という感じで、ディーラーは郊外にあるし。毎回近くまで車持って越させるのは気が引けるし・・・と決まらず。
KINTOは当初から興味あったものの、当初早々に検討から外れたんですね。・・・KINTOっていつ解約できるの?例えば6ヶ月以内で解約しちゃったら?価格体系がお世辞にも分かりやすいとは言えない。保険系もどれだけかかるか分からんよ、だって車を買ったことないんだもの…比較対象がないんよ。KINTOどうなの?・・・とグルグル。
で、結局友人から「KINTOえぇよー」という話があるまで、マイカー持つイメージなんてなかったのです。カーシェアなどで借りつつ急場をしのいでおりました。ないと困るけどね。
で、自分のライフスタイルが決まってきて、運用のイメージがつかめたので、今こうした記事を書いています。
KINTOが良いのかどうか検討できないほど忙しい人こそ、KINTO使うべきだと思う。(仕事で使う人)
KINTOは「定額で新車が持てる!」という話になっています。これって大したメリットか?というと、そこまでじゃないとも思っています。
「自分は今後一生このエリアで、この土地で、この家で、車に乗る生活をし続けるのだ」という人は、素直に自家用車持ったら良いと思うんですよね。
定額といっても、金利はありますよ。ビジネスである以上は、きちんと利益が出る、儲かるような仕組みになっているんです。サブスクである以上は必ず経費がかかっているのです。
自分でお世話するより人に頼んだ方がお得!なんてことはあるわけないし、面倒な車検だって保険だって、使い続けるなら自分でやったら良いのです。
じゃあお勧めのターゲットユーザーは?というと、法人や個人事業主。KINTOサービスをビジネスの一環として利用する人です。
最短のプリウスすら現在(2024年初頭)3ヶ月待ちなので、まぁ早く申し込んでいいと思います。半年で解約したって6万前後なので(月々)。
KINTOの「サブスク」がポイント
KINTOは、トヨタが提供するカーサービスです。これは、車を持つ新しい方法を提案しているんです。普通、車を持つときは買うかリースするかのどちらかですが、KINTOはもっと自由で柔軟な選択肢を提供します。
KINTOってリースとは違うの?
はい、KINTOは従来のリースとは異なります。リースとKINTOの違いを簡単に説明しますね。
トラディショナルなリース
- 期間: 通常、リース契約は数年間の長期にわたります。
- 固定性: 車種や契約条件は契約開始時に固定され、変更が難しいことが多いです。
- コミットメント: リース期間中は同じ車を使用し続ける必要があります。
KINTO
- 柔軟性: 短期間から長期間まで、利用期間を柔軟に選択できます。
- 多様性: 車種を変更することが可能です。
- 利便性: 必要に応じてサービスを解約できます。
要はカーシェア以上、リース未満という感じです。
cf. https://faq.kinto-jp.com/faq/show/3156?site_domain=default
楽ちんなリース契約にできる(実適用の確認はご自身で)
リース契約は2つに分かれます。ファイナンスリースとオペレーティングリースです。ファイナンスリースは契約期間ありきの契約で、会計上は債務に分類されます。
お金を借りて、資産を購入して、それを使いながら返済する
https://keiriplus.jp/tips/opereating_lease/
という状態です。このように「お金を借りており、資産を購入している」というのがファイナンスリースで、こちらは減価償却が発生します。
一方で「モノを借りており、支払いが生じている」と解釈するリース=オペレーティングリースにKINTOは当てはまるわけです。名前は覚えなくて良いです。オペレーティング・リースってのは、いわゆるレンタルの概念で考えられます。
車両の資産計上が不要で、保険の更新や引き継ぎが必要なく、月額のリース料として会計上は処理します。非常に楽です。そんでもってトヨタでしょ、壊れにくい、燃費いい、車種変更可能。
ビジネスの邪魔をしない。そんな車両整備でございます。嬉しいよね。
ビジネス利用のメリット
既に言ってしまったんですけど、KINTOをビジネスで利用する最大のメリットは、コスト効率と予算管理の改善です。固定コストを減らし、運用コストを最適化することで、全体的な経費削減を実現します。
ビジネスに集中できるってことですね。特に税理士を雇って「いない」とか「固定資産を持つと変数が増えてややこしい」みたいな人は、KINTO代を定数として固定しちゃうと楽なんだと思います。
さらにいえば、保険や車検といった細々とした業務の外注概念を含むことも特徴でしょう。頭数の少ないチーム、あるいは個人で車両を業務に使うのなら、イレギュラーのタスクは減らしたいもの。ミスしたら大変ですし、本業じゃないからね。そういうイレギュラーは外注が妥当です。
オプションとカスタマイズ
KINTOでは、様々な追加オプションとカスタマイズが可能です。例えば、特定のビジネスニーズに合わせた車両のカスタマイズや、最新のナビゲーションシステム、安全機能のアップグレードなどが選べます。このあたりは、問題なしという感じですね。
ということで「クルマのサブスクはKINTO」の実際のところを深堀りしましたけど、割と良いんじゃないかなと思います。こういうときはワーストケースを想定して、許容範囲内なら動いちゃって良いんじゃないかなと。
1台目って急遽必要になるものだし、暇になってから車見繕うわけじゃなくて、失敗したくないけど早く欲しいわけだからね。このあたりはシェアリングエコノミーによってより開拓されていくんじゃないかなーと思うし、そういう意味でもサービスの顧客体験は悪いものじゃなかろう、と思っています。
ご参考になれば。失礼いたします。