つみたてNISAとは
投資から得られる利益が最長20年間非課税になる制度です。投資できる商品は、金融庁が定めた要件を満たす投資信託(ETF含む)に限られ、長期・積立・分散投資による資産形成に向く設計となっているため、20~30代の投資初心者でも始めやすくなっています。
20代から40年間、400万円を積み立てた場合には、最終的に1億円になる計算です。「そんな美味しい話があるのか?」と思われる方は、時間にはそれ相応のエネルギーがあるのだ、ということを忘れずにいてほしいと思います。
そして「今使うことができない」という制限を20年間受けるわけですから、わざわざよくわからないものにお金を預けておく、ということが、いかにハードルが高いことか分かる筈です。
つみたてNISAでやることは「投資信託」への定期的な預け入れのみ
積み立てNISAの重要なポイントは、長期的に、時期を選ばず、全体に漫勉なく投資を行う、という点です。
人気の商品はアメリカ全体への投資となるVTIが多いのですが、今後はアメリカ以外の新興国なども成長してくるでしょうから、慣れてきたらグローバルに投資するのも手です。
私の友人では「日本で生きるので、純粋なリスクヘッジとして日本以外のオールカントリーに投資している」という人がいます。儲からなくていいから、日本が一人負けする場合のリスクだけを排除するという形でリスクヘッジしています。
投資信託は「儲ける」ための商品ではありませんが、『何も考えずに、将来の不安をなくしたい」という場合には有益です。
日本円はまだまだ、まだまだ強いので、今のうちに「日本以外の成長に、軸足を置いておく」ということが、積み立てNISAの肝になると思っています。
銀行と証券会社どっちがいいの?どこでも同じじゃないの??
どちらでも良いです。窓口がどこにあるか、というだけの話になります。
商品の構造がどうなっているかというと、
- 投資手から金融口座へ入金
- 口座を扱っている会社からETF運用会社へ
- ETF運用会社はバケットでまるごと株を買って運用する
- バケットをつくっている会社は市場とやり取りをしてお金の流れを調整する
- 証券取引所ではそれぞれの上場会社の株に対する売買が行われる
ということで、最初が銀行なら、銀行から証券会社に流れますし、証券会社ならETFの運用会社に流れます。簡単な話みんな1つのグループです。マクドナルドをどの店舗で買うか?どのレジで買うか?くらいの違いだと思って貰って構いません。
前提として、NISA精度を使う際は、年度が違えば変更は可能です。
同年度内で一度はじめたNISAの、方式や金融機関を変更することはできません。
まずは口座を開いてみるという形で問題ないでしょう。
手数料の低いおすすめ金融期間は?投資信託ごと
- SBI証券
- 楽天証券
商品の選び方
どの国にするか
オールカントリー(全世界。欧米日本のみならずアフリカや南米インド中国が含まれます)日本株のみに投資することもできますが、日本に住んでいれば日本経済の恩恵は受けられるので、お勧めはしません。
どの業界(セクター)にするか
これは積み立てNISAでは選べません。ETF(資信託)としてはそういった商品がありますので、その場合は、通常のNISA(5年)を選択することになります。
手数料の低さ
これはWeb上にすでに情報が多いですので、そちらを参考にしてください。
S&P500に連動したインデックスを買えば間違いないでしょう。どの証券会社でも買えます。
やることは非常にシンプル!迷いどころがないくらい
迷えるほど商品はないと思います。メインバンクだからUFJに作ってもいいですし、米国株を低手数料でブンブン回したいのでSBIに口座開設するでも、ポイント重視で楽天にするでもよいでしょう。メジャーどころであれば安心できますので、自分にあった会社で申し込んでみてください。
一番面倒くさいのは口座開設ですw
株価を見る習慣をつけよう
購入した商品の評価額は、投資信託であれば1日に1度更新されます。
思ったのとは違うように伸びていくこともあれば、ガッと減ることもあるでしょう。
しかし長い目線でみれば、変に投資銘柄を動かす人よりも、良い運用成績になるはずです。ですから安心して値動きを見守っていくと良いでしょう。
ウクライナへロシアが軍事侵攻を仕掛けたニュースで株価が「一時的に上がった」のは非常に面白いポイントです。
ぜひ投資を楽しんで、世界との経済的なつながりを感じてみてください。