「自分は何が分からないかをわかっていないんじゃないか?」
そこにないのでもなく、見えていないのでもなく、見えないことが分からないから見えず、分からないのでは?
少し進むと、脱する。「相場は分からないし読めないもの」なんじゃないかと。
チャートを見れば全てが乗っている。あなたの前にないわけではない。しかしながら「自分の知らないことがあるのでは?」という。
テーマは「実力をつけている人と、実力が永遠につかない人の永遠の壁」にした。
ある人は言う。
「相場を知らないからわからないのだ」
「もっと勉強しますから教えてください」
「自分にわかるように教えてください」
勉強は1つの逃げだ。「勉強になります」という言葉も1つだ。勉強になる、という言葉を発した人間と「実行率」。さらには「なるほど」「ありがとうございます」といいながら腹落ちしていない人間。もったいない。
勉強とは何かといえば、 ある意味では、終わりのない探求の道である。 本質的な勉強は、答えや正解のないものであるが、エンターテイメントとしての勉強は正解がある。 いわゆるお勉強と言ったときに、 人が「求めているもの」はドラッグ・麻薬としての勉強なのである。
違い
「 全てを知っている」 と思うのが 素人。
「 相場については何も分からない」 というのが初心者。
「 正解がわからない」から始めるのが永遠の素人。
「 正解なんぞ最初からない」から始めるのが実業としての投資家。
「何も分からないから手当たりしだいやろう」これは無謀。
「何も分からないから鍛錬修練精進しよう」これが無知の知を越えた人。
「 何もわからないが、こうすればこうなる。」 これがチョットデキル人。
「こうしたらこうなったから、自分はできるんだ」 無条件に自分を肯定する人は落ちる人。
「 うまく噛み合っている状況だから、できているんだ」と 再現性の再現性にすら気を回せている投資家は勝ち続けられる
完全に理解(エンジニア用語)
「タンニング・クルーガー効果」
正解があるという幻想、努力すれば結果が出るという幻想。
「 自分は理解している」「 そーゆー手法を使った」「 しかしプラスにできなかった」「 自分が理解しているのに結果につながらない」「それは手法が悪いのである」
そうして人は手法コレクターとなる。幻想を追い求め続ける人は、きっと永遠に幻想の霧の中だ。
手法コレクターは社会の至るところにいる。
「私は魅力的なのに、相応しい相手がいないから結婚していないのです」
「自分の実力をわかってくれる会社がない、しょうがないから今の会社にいる」
いくらでも、もっと魅力的になる方法、相手を探す方法、相手の愛し方を学べるのに、いくらでも実力の付け方、アピールの方法はあるのに。
間違ってはいけない、相手は「欲しがっている」のである。そのおメガネにかなわないから売れない。それだけの話である。売れなくていいのだ、という人も多くいるだろう。私も会社員という商品としては売れなくて良いと思っている(し、馬子にも衣装にもならないだろう)。それはそれで良い。
だから手法コレクターは考えてみるべきである。甘かったんじゃないか?自分の実力が足りないんじゃないか?どうやって、相場を勉強する以外に人間力を上げられるだろうか?学べるだろう?やることをやりきっただろうか?めんどくさくて、だけども大事なことは全てやっただろうか?と考えてみるべきである。
「 言われた通りやっているけどパソコンが壊れました」これが機械音痴である。
「 このソフトを動かしているときにCPU使用率が何%で、 電源が落ちる現象が何度かに一度発生する。グラボ、メモリはこのスペック。 既に調べたところ こういう現象があるらしく、 対処法をいくつか試してみた。この結果になった。 ゆえにここがわからず質問している。仮説はこうである、これがそうであるかそうでないか、そうでなければどういった理由があるか教えて欲しい」 この人は大丈夫そうだ。
どんな違いがあるだろうか?
無知の知から始まる
もちろん、色々と知っている人の中にも「ウソはいっていないが、本心から相手を稼がせようとは思っておらず、そこそこで良い。センスの良いやつは気づくだろうが、自分の周りに取り巻きがいる状況が安心する」というモチベーションもあるだろう。
もしくは「やったことがない人が本心から稼がせたいといっているだけ(人の思考、癖を変えるライザップがなぜあれだけ高い授業料なのかわかってない)」のパターンがある。
美女になる方法があるわけではない。 一定の割合以上で、認知される何か。そのエリアを美女と呼ぶわけである。 たとえば 今の美男美女の基準に 全員がたどり着いたとすると、次は新たな基準ができるわけである。 あくまで相対的。
つまり相場も一緒で、 稼げるようになる方法があるわけではなく、 割合の問題なのである。
パターン、シナリオ
どれぐらいの具体性や抽象度があればいいのか、それがパターン
そうならないかもしれないリスクへの対処。
そうなったときにさらに伸びるリワードへの対処。
結果として決まる期待値。
それを実現するための必要なアクションと実行精度。
そのための道具が、移動平均線であり水平線でありトレンドライン
考え方を表すものが、人それぞれの言葉
「こういう時はこうなりやすい」
「こういう目線で見ている」
「ここでエントリーした」
発端がずれていれば、すべての意味合いが変わってくる。